登録販売者を独学で受かる勉強法ロードマップ【40問の第3章をどう崩すか】
登録販売者は受験資格がなく、市販教材も揃っているので独学向きの資格です。ただし配点の偏りと合格基準の形を知らないまま進めると、時間の使い方を間違えます。
学習ロードマップ
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教材の条件を2つ満たしてから始める
最初にやるのは教材の確認です。条件は2つあります。
ひとつは、厚生労働省の「試験問題の作成に関する手引き」の改訂に対応していること。この試験は手引きから出題されるとされていて、直近では令和8年(2026年)4月に改訂されました。対応表記のない古い本では記述が古いまま残ります。
もうひとつは、過去問が受験する地域の版であること。試験は都道府県が実施し、関西広域連合のように複数府県を合同で行う形もあります。市販の問題集もブロック別に出ているので、全国版とあわせて受験地の版を確認してください。
なお受験地は自由に選べます。東京都のQ&Aによると「合格した都道府県と勤務する都道府県が違っても合格は有効」で、他県での受験も可能です。
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合格の形を先に把握する(総合7割+各項目の下限)
東京都のQ&Aによると、合格基準は「総出題数に対して7割程度の正答の場合であって、各試験項目ごとに一定割合以上の正答のときに合格」です。
つまり条件は2つあります。総合で7割程度を取ること、そして各項目でも下限を割らないこと。得意な項目で稼いで苦手を捨てる、という進め方はできません。
そして各項目の下限は、具体的な数字が示されていません。受験する都道府県の実施要項に記載されるので、申し込む前に必ず確認してください。この「受験地によって条件を確認する必要がある」という点が、他の資格にはない特徴です。
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法規と共通から入って土台を作る
最初に手をつけるのは「医薬品に共通する特性と基本的な知識」と「薬事に関する法規と制度」です。どちらも20問ずつで、暗記中心なので努力が素直に点になります。
ここを先にやる理由は、第3章の成分の話がこの土台の上に乗っているからです。医薬品の区分やリスク分類が頭に入っていないと、個々の成分を覚えても「どういう位置づけの薬なのか」が結びつきません。先に枠を作ってから中身を入れる、という順番のほうが定着します。
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第3章に最も長い時間を割く
この試験の山場です。「主な医薬品とその作用」は40問で、全120問の3分の1。他の項目が20問ずつなのに対して倍あります。
内容は成分名とその働き、副作用、相互作用など。覚える量が多く、似た名前の成分が並ぶので、短期間で詰め込もうとすると崩れます。だから最後に回してはいけません。土台ができた時点で着手して、毎日触れ続けてください。
進め方のコツは、成分を単独で覚えず「どの症状に使う薬か」でまとめることです。かぜ薬、鎮痛薬、胃腸薬——用途のグループで束ねると、似た成分が同じ引き出しに入るので、思い出す手がかりが増えます。一問一答で毎日回し、間違えたものをテキストで引き直す往復が最も効率的です。
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120問を通して、項目別の正答率を測る
仕上げは本番と同じ120問の通し演習です。試験は午前120分・午後120分の計240分で、午前が共通・人体・法規、午後が主な医薬品と適正使用という区切りになっています。
測るときは合計点だけを見ないでください。合格には総合7割程度に加えて各項目の下限があるので、項目ごとの正答率を毎回記録します。総合で7割に届いていても、どこか1項目が下限を割っていれば不合格です。条件が2つある試験は、測るときも2つに分けないと現在地が分かりません。
そして最後に、受験地のブロック別問題集に一度触れておいてください。全国版で通用する力がついていれば大きく崩れることはありませんが、地域ごとの出題の雰囲気を知らずに本番に行くより安心できます。
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つまずいたときに戻る場所
手が止まったら、たいてい次のどれかです。
総合点が伸びないなら、40問ある第3章に十分な時間を割いていない。第3章が覚えられないなら、成分を単独で覚えていて用途のグループで束ねていない。模試の合計は取れるのに不安なら、項目別の正答率を測っていない。
「第3章に最も長い時間を割く・用途で束ねる・項目別に測る」に立ち返れば抜けられます。
※各項目の下限は受験する都道府県の実施要項で確認してください。全国一律の数字が示されていないので、ここだけは自分の受験地で確かめる必要があります。
続けるためのコツ
- 教材は令和8年4月の手引き改訂に対応したものを使う
- 過去問は受験する地域の版を確認する(ブロック別に出版されている)
- 合格の条件は2つ(総合7割程度・各項目の下限)。両方を前提に計画する
- 各項目の下限の割合は、受験する都道府県の実施要項で申し込み前に確認する
- 法規と共通で土台を作ってから第3章に入る(枠を作ってから中身を入れる)
- 第3章(40問)に最も長い時間を割り当てる。後回しにしない
- 通し演習は合計点ではなく項目別の正答率を毎回記録する
この学習で使う定番教材
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よくある質問
勉強はどの科目から始めるべきですか?
第3章が覚えられません。
合格基準の「各試験項目ごとに一定割合以上」とは何割ですか?
住んでいる県以外で受けてもいいのですか?
過去問は全国版とブロック版のどちらを買うべきですか?
模試の合計点は取れているのに不安です。
最終更新: 2026年9月2日