行政書士を独学で受かる勉強法ロードマップ【3つの足切りと記述60点の扱い】

要点:行政書士は、3つの合格条件(法令等50%・基礎知識40%・全体60%)をすべて満たす試験です。勉強の大半は配点の大きい5肢択一式に充て、基礎知識の足切り(40%)を落とさないように別枠で押さえます。記述式60点は、択一で基準に届いたうえでの上積みと考えるのが安全です。
この学習で使う定番教材(6点) それぞれの役割と選ぶ理由つき。見にいく →
1受ける年度の版を選ぶ(法令は試験年度の4月1日時点)
2勉強時間の大半を5肢択一式(40問160点)に充てる
3基礎知識の40%(24点)を別枠で早めに確保する
試験年1回・11月の第2日曜13時〜16時・60問
合格3つすべて法令等50%・基礎知識40%・全体60%
5肢択一式40問160点法令等244点の3分の2近く(令和7年度)
記述式3問60点40字程度。択一で届かないと採点されないことがある
法令の基準日試験年度の4月1日令和8年度は令和8年4月1日

行政書士試験は年1回、11月の第2日曜に行われ、13時から16時までの3時間で60問を解きます。合格には法令等・基礎知識・全体の3つの条件をすべて満たす必要があり、この3つが勉強の配分を決めます。

学習ロードマップ

  1. 受ける年度を決めて、その年度の版を選ぶ

    法令は「試験を実施する日の属する年度の4月1日現在施行されている法令」で出題されます。2027年に受けるなら2027年度版で、主なテキストは2026年12月に出ます。それまでは発売済みの入門書で全体像をつかんでおけます。

  2. 時間の大半を5肢択一式に充てる

    令和7年度の配点では、法令等は5肢択一式40問160点・多肢選択式3問24点・記述式3問60点の計244点でした。5肢択一式だけで法令等の3分の2近くを占めます。

    ⚠️ 法令等は満点の50%(令和7年度は122点)が基準です。まず5肢択一式で点を積めるようになることが、ほかのどの対策よりも合否に効きます。

  3. 基礎知識は別枠で40%を確保する

    基礎知識は14問56点で、満点の40%(24点)を下回ると、法令等がどれだけ取れていても不合格です。

    令和6年度から、基礎知識は「一般知識」「行政書士法等行政書士業務と密接に関連する諸法令」「情報通信・個人情報保護」「文章理解」の中からそれぞれ1題以上出題されると明記されました。

    ⚠️ 法令の勉強を優先して基礎知識を後回しにすると、ここで落ちます。区分ごとに最低限の対策を早めに入れてください。

  4. 多肢選択式は空欄1つ2点

    多肢選択式は3問24点で、1問8点、空欄1つにつき2点です。5肢択一式と同じ知識で解けますが、選択肢から語句を選んで空欄を埋める形に慣れておく必要があります。

  5. 記述式は、択一で届いてからの上積み

    記述式は3問60点で、40字程度で書く形式です。

    公式は「択一式問題の採点を完了した段階で合格基準を満たしていないと認められる場合には、記述式問題の採点を行わないことがあります」としています。

    記述式を除いた部分だけで240点あり、全体の基準180点はその75%です。⚠️ 記述で取り返す計画ではなく、択一の部分で基準に近づけたうえで、記述で上積みする計画にしてください。書く練習は、条文と判例を引ける法令集があると進めやすくなります。

  6. 試験日から逆算する

    令和8年度は2026年11月8日、合格発表は2027年1月27日です。試験は年1回なので、落ちれば次は1年後です。新しい年度版が出る12月に始めるなら、試験までの約11か月を、択一の積み上げ・基礎知識・記述の順に配分します。

  7. つまずいたときに戻る場所

    点が伸びないときは、5肢択一式の演習量が足りないか、基礎知識の40%を後回しにしているかのどちらかです。3つの合格条件を1つずつ数え直してください。

続けるためのコツ

  • 受ける年度の版を選ぶ(法令は試験年度の4月1日時点)
  • 勉強時間の大半を5肢択一式(40問160点)に充てる
  • 基礎知識の40%(24点)を別枠で早めに確保する
  • 基礎知識の4つの区分(令和6年度から明記)に最低限の対策を入れる
  • 多肢選択式は空欄を埋める形に慣れておく
  • 記述式(40字程度・60点)は、択一で基準に近づけたうえでの上積みにする
  • 年1回の試験日から逆算して配分する

この学習で使う定番教材

役割で使い分けると効率的です。価格は表示時点のもの。

【動画付】2027年版 行政書士 合格のトリセツ テキスト【フルカラー・5分冊】 (行政書士合格のトリセツシリーズ)

【動画付】2027年版 行政書士 合格のトリセツ テキスト【フルカラー・5分冊】 (行政書士合格のトリセツシリーズ)

著者: 野畑 淳史 / 東京リーガルマインドLEC総合研究所 行政書士試験部

発売日: 2026-11-09 / 単行本

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¥3,520 35pt
2026年10月15日 12:20(日本標準時)時点
LECの『行政書士 合格のトリセツ テキスト』2027年版。フルカラーの5分冊で、動画つき。Amazonの表示では2026年11月9日発売の予定で、ここで比べたテキストの中では早く出る。分冊なので、科目ごとに1冊だけ持ち歩ける。⚠️ 法令は試験年度の4月1日時点で出題されるので、早く出る本ほど発売後の改正を自分で足す期間が長くなる。
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2027年度版 みんなが欲しかった! 行政書士の教科書

2027年度版 みんなが欲しかった! 行政書士の教科書

著者: TAC株式会社(行政書士講座)

発売日: 2026-12-16 / 単行本

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2026年10月15日 12:20(日本標準時)時点
TACの『みんなが欲しかった! 行政書士の教科書』2027年度版。Amazonの表示では2026年12月16日発売の予定。同じシリーズに問題集がある。例年12月に出るシリーズで、2026年度版も前年の12月に出ていた。テキストと問題集を同じシリーズでそろえたいなら、発売を待つ価値がある。
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2027年度版 合格革命 行政書士 基本テキスト

2027年度版 合格革命 行政書士 基本テキスト

著者: 行政書士試験研究会

発売日: 2026-12-24 / 単行本

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2026年10月15日 12:20(日本標準時)時点
早稲田経営出版の『合格革命 行政書士 基本テキスト』2027年度版。Amazonの表示では2026年12月24日発売の予定。同じシリーズに肢別過去問集・基本問題集・試験六法がそろっていて、法令の条文確認まで1つのシリーズの中で済む。
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2027年度版 合格革命 行政書士 肢別過去問集

2027年度版 合格革命 行政書士 肢別過去問集

著者: 行政書士試験研究会

発売日: 2026-12-24 / 単行本

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2026年10月15日 12:20(日本標準時)時点
同じシリーズの『合格革命 行政書士 肢別過去問集』2027年度版。Amazonの表示では2026年12月24日発売の予定。⚠️ 5肢択一式は40問160点で、法令等244点の3分の2近くを占める(令和7年度の配点)。選択肢を1つずつ正誤で確かめる形の問題集は、この配点の大きい形式の練習に直結する。
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2027年度版 合格革命 行政書士 スタートダッシュ【フルカラーテキスト/試験制度や勉強法を解説/論点ごとに○×確認テスト掲載/行政書士試験対策】(早稲田経営出版)

2027年度版 合格革命 行政書士 スタートダッシュ【フルカラーテキスト/試験制度や勉強法を解説/論点ごとに○×確認テスト掲載/行政書士試験対策】(早稲田経営出版)

著者: 行政書士試験研究会

発売日: 2026-10-21 / 単行本

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2026年10月15日 12:20(日本標準時)時点
『合格革命 行政書士 スタートダッシュ』2027年度版。2026年10月21日に発売済み。フルカラーで、試験制度や勉強法の説明と、論点ごとの○×確認テストが入った入門書。基本テキストの発売を待つあいだに、全体像をつかんでおく使い方ができる。
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2027年度版 行政書士試験六法

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著者: 行政書士試験研究会

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2026年10月15日 12:20(日本標準時)時点
『行政書士試験六法』2027年度版。Amazonの表示では2026年12月28日発売の予定。行政書士は60問のうち46問が法令等で、記述式も条文と判例の理解を40字程度で書く。テキストの説明だけでなく条文そのものを引ける本が1冊あると、記述の練習で効く。⚠️ これだけでは勉強にならないので、テキストと組み合わせて使う。
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価格は2026年10月15日 12:20(日本標準時)時点のもので、変動します。

よくある質問

何から始めればいいですか?
受ける年度を決めて、その年度の版を選ぶことです。2027年に受けるなら、2026年12月に出る2027年度版が基準になります。
どの形式に時間をかけるべきですか?
5肢択一式です。令和7年度の配点では40問160点で、法令等244点の3分の2近くを占めます。
基礎知識は後回しでもいいですか?
おすすめしません。満点の40%(24点)を下回ると、法令等がどれだけ取れていても不合格です。
記述式で挽回できますか?
当てにしないほうが安全です。択一の採点で基準を満たしていない場合、記述式を採点しないことがあると公式が書いています。
合格点は何点ですか?
法令等50%・基礎知識40%・全体60%をすべて満たすことです。令和7年度の基準点は法令等122点・基礎知識24点・全体180点でした。

最終更新: 2026年10月15日